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商品の出荷を効率的に行うことはなぜ必要なのか

2018年06月19日
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生産管理とは販促活動を進めるために商品を生産数を柔軟に管理し利益を確保することではないかとよく言われます。加えて、生産管理には商品の出荷管理の業務も内包されています。品質を維持し、売上に応じた商品を生産することが完璧にできるだけでも顧客満足に繋がりません。

どれだけ、顧客の注文に応じ、速やかに商品を発送しても出荷管理をないがしろにすれば無駄な経費の増大に繋がります。出荷管理とは、生産された商品を顧客へ発送するだけで事足りません。商品の梱包が適切でなければ商品の品質が落ちる原因になります。

また、物流業者と打ち合わせをし、生産管理から指示された保管条件を遵守させる打ち合わせをすることです。物流業者が配送途中で適切な管理を行わない。積み込み作業の時に破損させるなどリスクが想定されます。そこで、出荷管理部門は配送テストを行い、適正な梱包方法を確定し、配送会社には作業を適切に行うことや配送料の価格の交渉をしていきます。

配送テストで不具合を発見すれば商品の外装の改善を生産管理部門に求めることもします。そうして、顧客の元に品質を維持したままの商品を送り込むことができます。生産管理と出荷管理を行う部門は意見を頻繁に交換し、商品の品質を維持し、顧客に満足できる購入体験をつませる目的で行動しなければいけません。

また、経費を抑え利益の向上に繋げることが必要です。出荷の段階で商品を在庫として適切に管理しなければいけません。出荷管理部門で完成した商品の在庫管理を怠ると必要な時に出荷できなくなります。販促期間中に在庫数を随時チェックし、不足すれば生産管理に増産を要請し、多くなりすぎれば減産を伝える必要もあります。

生産管理は営業部門から売上の進捗状況の報告を受けたとしても在庫の実数を把握しないといけません。営業部門からの数字はその時の注文以外の物も含まれている可能性がゼロではないからです。現場から在庫の実数は日々の出荷数に直結するからです。

大量の在庫を持つことは保管スペースの増加をまねきまず。それらを管理する人員も余分に必要になり、優先度の高い作業に人員をさくことができなくなります。その結果、経費が増大し利益の圧縮に繋がります。

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